6月初旬の尾瀬。
尾瀬ヶ原ではミズバショウのシーズンです。
山道や標高の高い場所では雪が残り、冬と春の境目の季節でもあります。
■おすすめコース:尾瀬ヶ原の下ノ大堀川
・日帰りで下ノ大堀川 /中級者向け。
歩行時間も多く距離も長いですが、コースタイム通りに歩ける人ならば日帰りも可能です。
標高差180mちょっと、往復距離約13km、歩行時間約4時間半(コースタイム通りの歩行時間のみ)
シャトルバスの乗車時間を含めると、尾瀬戸倉に到着してからの所要時間が最短で6時間必要になります。
*6月上旬の土日は木道に人の大渋滞が出来て、トイレも20~30分待ちになったりします。
そんな日には、早朝に出発するなどしないと、日帰りではここまで来ることが出来ません。
・山小屋泊で下ノ大堀川/初級者向け。
日帰りでこの景色を見るのが無理でも、山小屋に泊まってゆっくり歩けば足が弱い人でも楽しむことが出来ます。
尾瀬の山小屋はお風呂も入れて、食事も美味しく水道も無料で使えます。
尾瀬ヶ原、下の大堀川のミズバショウ。
尾瀬の写真で一番有名かもしれません。
往復の歩く時間だけでも4時間以上かかり、休憩やトイレ、花を眺める時間などを含めるともっと必要になります。
体力に不安が有る場合は、早朝に出発するか山小屋に一泊するのをお勧めします。
■おすすめコース:尾瀬ヶ原研究見本園
初心者向け日帰りコース
歩行時間:往復2時間半くらい(コースタイム通りの歩行時間のみ)。
体力に自信が無く、時間もあまり取れない人にお薦めです。
尾瀬ヶ原の入口、山ノ鼻に近接している周回コースです。
ここでミズバショウを見て、残った時間で尾瀬ヶ原を散策します。
休憩や花を見たり撮影したりする時間、ゆっくり歩くための時間を加味して4時間半~5時間くらいの尾瀬滞在時間になります。
尾瀬沼
尾瀬沼のミズバショウ。
尾瀬ヶ原よりも雪解けが遅いため、ミズバショウが咲く時期も少しずれます。
*積雪が多く、雪解けが遅かった年には途中の道に残雪が多いこともあります。
至仏山ツアー:6月いっぱいまで自然保護の為に入山禁止になっていた至仏登山がついに解禁になります。
アヤメ平:雪が多い年は6月上旬は残雪が多く残っています。尾瀬ヶ原よりも花が咲くのが遅いので、6月中旬以降の方が楽しめるかもしれません。
燧ケ岳:道中の残雪の踏み抜きと、山頂直下の急斜面の雪渓での滑落などのリスクがあります。
近年、雪が少ない年も多い為に「大丈夫でした」というレポート等がネットに載ることも多いようですが、その年に寄りますとしか言えません。
6月上旬の燧ケ岳のガイドは、お客様と良くご相談して、人数もごく少数に限らせていただいています。
6月上旬は、雪解けの中から咲いてくる早春の花の季節です。夏ではありません。
お天気の良い日と悪い日の気温さも激しいので、服装には注意が必要です。
残雪が残る箇所も多いので、雪上歩行に自信がない人はチェーンアイゼン等をお持ちになった方が良いこともあります。
ガイドをお申込みになる時に、装備に関しては良くご相談ください。
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ハッピーアウトドア尾瀬ガイド