5月中の尾瀬。訪れる人も最も少ない季節です。
『残雪期』と言われる時期ですが、都会の人の考える残雪とは全く違います。
木道や登山道は雪に覆われていう箇所も多く、峠道の部分はほぼ雪に埋まっています。
近年は積雪量が少なくなり、早い段階で木道が出ていることもありますが、基本的には雪の上を歩くことが多いと思ってください。
その年の降雪量によっても変わりますが、5月が終わるまで一面雪に埋もれている時も有れば、ゴールデンウィークには木道がすっかり出ている時もあります。
しかし、山道の部分はどんな年でも雪に深く埋もれています。 滑落事故や、登山道が隠れていることによる道迷いや滑落などの遭難事故も毎年のように発生しています。
尾瀬に来るには、アイゼンなどが必要になることが多いです。
尾瀬ヶ原など、雪解けが先に進んだところではミズバショウが雪の中から顔を出したりしています。
残雪が多い年には、5月中盤になっても殆ど見られないこともあります。
駐車場に残る雪の量。
雪解けが順調に進めば、5月後半になる頃にはおおむね木道の上で歩くことができます。
雪が少なかった年の5月後半の尾瀬ヶ原。
その同じ日の尾瀬沼のほとり。
雪が少ない年のの5月後半でも、標高が上がっただけで雪の量がぐんと増えます。
尾瀬ヶ原から尾瀬沼へと上がる白砂峠は滑落が危険な為、お客さん連れでは写真が撮れませんでした。
この後、大清水へ下る三平峠では、道迷い遭難が発生してヘリコプターが捜索に来ていました。
尾瀬ヶ原ツアー:雪に注意しながら、登山靴・軽アイゼンなど必要なものを確認しながら開催します。
場合によっては、アイゼンが要らないこともあります。
至仏山ツアー:7月になるまで入山禁止です。
アヤメ平:残雪の量は尾瀬ヶ原の比ではなく残っています。雪山登山に近い領域になりますので、通常ツアーではなく特別ツアーとしてご相談の上お受けします。
燧ケ岳等:山岳ツアーの領域になります。通常の尾瀬ガイドではなく、装備や登山技術、経験などを詳細に相談したうえで、特別料金でお受けします。
歩く範囲や時間帯、その日のお天気によって全く必要な装備が変わってしまうのがこの時期です。
ですが、最悪の事態を想定して雪山の装備を持ってくるのが確実です。
ガイドをお申込みになる時に、装備に関しては良くご相談ください。
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ハッピーアウトドア尾瀬ガイド