尾瀬ヶ原一周。
鳩待峠から山ノ鼻へと下り、竜宮・見晴・赤田代・東電小屋・ヨッピと尾瀬ヶ原をグルリと回って戻ってくるガイドでした。
ツアー会社に予約していた人が、ツアーが不催行になった為、個人で申し込めるガイドツアーを探して急遽申し込んでくれました。
今、ミズバショウのピークが来ているというのをSNS等で実て、どうしても来たかったそうです。
今がミズバショウのピークの尾瀬ヶ原。
確かに、この時期を逃すともったいないですね。
イワツバメ達も山小屋周りで巣作りを始めています。
尾瀬ヶ原に入ってすぐの小川。
リュウキンカとミズバショウが咲いています。
下ノ大堀川のビューポイント。
リュウキンカの木道の奥に竜宮小屋。
赤田代から只見川にかかる東電尾瀬橋へ。
只見川横にある小さな湿原。
森と大きな川に挟まれているせいか、養分が多そうな感じです。
東電小屋で休憩後、ヨシッ堀田代へ。
ヨッピ吊橋。
山ノ鼻へ戻り。
鳩待峠へ到着。
以下は途中で撮影した花の写真。
オオバキスミレ。
二日前に撮影した時には殆どの株が花を二つ付けていましたが、今日は片方が花期を終えていました。
これだけ暖かいと季節がどんどん進んでいくようです。
道中で最も早くシラネアオイが咲く場所。
「流石にまだ咲いてないだろう」と思いながら念のために見てみたら、しっかり咲いてました。
ウスバサイシン。
ミズバショウ。
ヤシャビシャク。
ミヤマスミレ。
ワタスゲの花。
モリアオガエルの泡の卵。
ヤマドリゼンマイ。
雲が多かったり、途中で雨が短時間とは言え降ったせいか、半分閉じてました。
夜や雨天の日には花を閉じてしまうというお花です。
竜宮近辺で咲いているチングルマ。
ミヤマエンレイソウ。
ヒメイチゲ。
木道を覆っている笹薮を刈ったところに沢山咲いてました。
ショウジョウバカマ。
ミツバオウレン。
ちゃんと花びらば綺麗に揃っているのを撮影した写真はピンボケしちゃってました(汗。
小さな花の撮影は難しいです。
こんな小さい状態だと分かりづらいですが、生えてる場所から言ってキジムシロ。
ミネザクラ。
オオバタチツボスミレ。
白いショウジョウバカマ。
凄い遠くに咲いていたのを望遠でなんとか撮影しました。
シロバナショウジョウバカマというのは単に白いだけでなく葉の形状が違う(鋸歯が有る)必要があるそうなので、これだけだと判別できません。
葉っぱは枯草に隠れてますしね。
単純に本来の色が抜けている花というのは時折見かけますので、単にそのパターンだとは思います。
ヤチヤナギの花。
サンリンソウ。
ムラサキヤシオ。
今日のお客様は当初はツアーバスで尾瀬に来る予定だったそうです。
直前でツアーが中止になった為、どうしても尾瀬に来たくて私のHPを見て申し込んでいただいたとのこと。嬉しいですね。
バスツアーの予定を聞いたら、尾瀬以外にも色々回る為に尾瀬での滞在時間が短くて「それじゃ尾瀬ヶ原に入ってすぐのこの辺で折り返しですね」という話になりました。
あらためて個人で宿を取り、尾瀬の麓の戸倉の温泉宿に前後泊ということで時間もゆっくり有り、尾瀬ヶ原をぐるりと大きく一周出来ました。
「ツアーが中止になって良かった」とお客様に笑顔で言っていただいて、ガイド冥利につきますね。
松田ガイドからの一言。
2021年5月30日。