大清水から尾瀬沼。
TPTさんのサスティナブルーツアーのガイド依頼で、お客様を2泊3日の尾瀬の旅にご案内してきました。
一ノ瀬登山口にて。
お客様と待ち合わせしていた大清水で撮影した写真。
二件有った山小屋のうち一軒がとうとう取り壊しになってしまいました。
寂しい話です。
一ノ瀬から十二曲を登り切り、日当たりの良くなった斜面。
充分に光合成をした葉が色づき始めています。
三平峠を抜けてから尾瀬沼に向かう途中に有る苔の絨毯。
写真がうまい人が撮影すると本当に綺麗なのですが、私の腕前だとこの綺麗さが再現出来ません。
三平下に到着。
休憩所の前も人手でにぎわってます。
私もお客さんも昼食用のパンを持ってきてたのですが、お客さんと相談してせっかくなので休憩所でお食事。
私は日持ちがする酵母パンを持ってきていたので、パンを食べるのは後回しにしてがっつりラーメン。
おにぎりを持ってきたお客さんは、お味噌汁や豚汁などで美味しくいただきました。
まだ尾瀬沼山荘にはチェックイン出来ない時間なので、尾瀬沼をお散歩。
早稲沢の湿原から尾瀬沼越しに燧ケ岳。
尾瀬沼ビジターセンター。
以前から新築していた新しい建物が稼働してました。
中は前よりちょっと狭くなったのかな。
でも綺麗です。
大江湿原へと足を延ばします。
大江湿原に一輪だけ咲いていたエゾリンドウの花に、ウラナミシジミ(で多分あってると思います)が蜜を吸おうと張り付いています。
見ていると、向きを変えて位置を変えて頑張っています。
確かエゾリンドウはマルハナバチをパートナーとしていて、ずんぐりむっくりで力持ちのマルハナバチだけが、この花をこじ開けて奥深くの蜜に辿り着けると聞いたことがあります。
もしかしてこの蝶の口の長さでは蜜に届かないのかも?
そんなことをお客さんと話しながしばらく見ていました。
ヤナギランの丘を見た後に、東岸に戻り長蔵小屋の売店。
売店前で休憩しながら紅葉を眺めたり。
売店で売っていたトチの実大福をお客さんが私の分まで買ってくれました。
画像は翌日のおやつタイムに撮影。
宿に戻り、荷物を置いた後に夕方の写真を撮ろうと尾瀬沼に張り付いてました。
太陽の沈む方向に厚い雲が有り、夕焼けはほんのちょっとしか当たりませんでした。
尾瀬沼山荘の夕食。
ハンバーグが美味しかったです。
今日は良いお天気でしたが、それでも一ノ瀬から尾瀬沼への木道は前日の雨で濡れていました。
雨で濡れた木道は滑り易い上に、鳩待峠に比べると人の通行が少ないこのルートは木道にぬめりが付きやすくて滑り易いです。
尾瀬ヶ原や尾瀬沼ではストックは必要ないのですが、峠道では状況によってはストックが有った方が安心です。
今回、歩き出して1時間もしない内に、転んで手を三角巾で吊っている人を二人ほど見かけました。
転ばぬ先の杖という言葉もありますが、よほどバランスに自信が有る人以外は念のためにストックを一本携行しておいたほうが安心です。
松田ガイドからの一言。
2021年10月2日。