早めの初冠雪でした
初冠雪を記録したこの日、遠く九州からのお客さんを連れて至仏山にガイド行ってきました。
前日にお客さんと合流した日から「場合によっては途中で引き返すことになります」と繰り替えしていましたが…
運が良いことに山頂まで行ってこれました。
山岳天気予報よりも、風や降雪が少なくて嬉しいハズレ予報でした。
到着前に遠くからも山頂に人が居るのがずっと見えて見ましたが、山頂で長居が出来るほどでした。
往路。森林限界と樹林帯の境目辺り。
この辺から足元にちらほら雪が見え始めます。
オヤマ沢田代。
稜線まで上がって来ると、木道の上に雪が残るようになってきました。
私たちの前に10人くらい歩いてた筈ですが、木道の上の雪があまり落ちてません。
私が先頭で足を擦って、雪を落としながら歩きました。
この至仏山が基準標本産地のジョウシュウオニアザミ。
夏の後半に盛りになるこの花ですが、結構長持ちします。
ハイマツやシャクナゲの地帯にくると、雪がかなり積もってます。
今日はお客さんの為の予備の手袋と、使い捨てカイロを沢山持ってきていました。
特に手袋が人気でした。
テ〇レス便利ですね!
この準備をしてなかったら、この辺で戻る判断をしていたと思います。
帰路、ハコネサンショウウオと遭遇。
日本のサンショウウオの仲間の中では、最も高い標高に棲んで寒さに強いらしく、残雪気の雪渓の上を歩いてるのを良く見かけます。
いくら寒さに強いとはいえ、変温動物のサンショウウオが歩けるくらいなので、防寒装備した登山者ならば大丈夫な一日でした。
でも、雪の日なのに指抜き手袋をしか持ってきていないお客さんも居たので、さすがにそれはNGです。
予備手袋を用意していてよかったです。
尾瀬など関東北部の日本海性気候の山では10月に雪が降るのも珍しくはありません。今年は少し早い冠雪でしたが、それでも異常気象と言う程でもありません。
この時期は、十分な装備を持って訪れるようにしたいですね。
尾瀬ガイド松田のアドバイス