尾瀬ヶ原。
積雪量が多く、雪解け水も豊かな尾瀬。
上の大堀川も水量が多く、逆さ至仏が綺麗に映っています。
こんな近年では珍しい好条件のミズバショウシーズンに、個人のお客様の依頼でガイドしました。
ミズバショウが見事だという前情報と、当日のお天気の良さにスタート前から満面の笑顔のお二人。
6月になってなお、残雪の面積の多い至仏山。
まだ周りは枯れ葉ですが、それでも咲いているエンレイソウ。
ツボミが開き始めたシラネアオイ。
鹿柵に覆われていない場所だったので、後に食べられてしまって無くなりました。
オオバキスミレ。
群生して咲いている花ですが、まだ季節が早いので一輪だけぽつんと咲いてました。
ミズバショウ。
ミズナラの枝の股に咲いているウスバサイシン。
葉っぱが綺麗に切り取られたみたいになってますが、何かに食べられているのでしょうか。
尾瀬ヶ原に到着してリュウキンカ。
ショウジョウバカマ。
これから咲こうとしているところです。
尾瀬ヶ原。
この辺りはミズバショウは咲きません。
尾瀬ヶ原を一時間ちょっと歩くと、定番のミズバショウポイントです。
下ノ大堀川とミズバショウ、後方には至仏山という定番ポイント。
団体さんのお客様では、ここまで来れることはまずありませんが、今日は個人のお客様のガイドなので、余裕でここまで来れました。
団体のバスツアーでも麓の宿に泊まって、帰りもゆっくりで良ければここまで来れるのですが…最近は他の地域に泊まってバスで長時間移動してから尾瀬に入り、帰りは新幹線や飛行機の出発時間に間に合わせなければならず、尾瀬ヶ原を殆ど歩けない旅行パッケージばかりです。
この辺、旅行会社さんも考えなおしてくれると嬉しいです。
「旅行のパックに沢山の物を詰め込んだ方が人が集まる」からと、尾瀬と遠い地域と旅行を組み合わせて、その結果尾瀬ヶ原に殆ど滞在できません…ではお客さんが満足できるのか心配です。
帰路、山ノ鼻で山小屋でアイスやコーヒーで休憩。
個人でゆったりプランを申し込んでもらえれば、こんなに余裕のある尾瀬旅が楽しめます。
2017年6月6日。