鳩待峠から山ノ鼻・見本園。
いよいよミズバショウシーズン。
尾瀬ヶ原が込み合う季節です。
ミズバショウ群落。
尾瀬ヶ原に着く前の、山道の途中。
旅行会社のバスツアーで時間が短過ぎなので、尾瀬ヶ原の中央は目指さずに研究見本園へ。
ここが一番ミズバショウが見事です。
至仏山の眺めもダイナミックですね。
位置が変わると見え方も変わっていいですね。
彩光も出てました。
狭い研究見本園でも、これだけ楽しめます。
時間が無いので、ここだけ回って折り返し。
帰路、山道での研究見本園。
旅行会社のプランを立てる人、また旅行会社のツアーに参加する人にアドバイスを差し上げたいのですが…
尾瀬は、バスを降りたら尾瀬ヶ原ではなく、片道一時間以上かかる山道を歩きます。
旅行会社の行程プランだと、山道を移動する時間が2時間以上で、尾瀬ヶ原滞在が20~30分しかない、何ていう行程が当たり前になっています。
バスを降りたら、集合して、トイレに行って、説明して…靴ひもを締め直して…と歩き出す前に、こういう動作も必要になります。
旅行会社の行程表にはそんな時間が全く考慮されず、バスを降りた瞬間に歩き出して、しかも健脚の人がスタスタ歩いたのと同じ時間で計算されています。
高齢者や、普段歩かない人が多数混じる団体ツアーで、そんなことが出来る筈が有りません。
しわ寄せを食らうのは「尾瀬ヶ原滞在時間」です。
尾瀬ヶ原滞在時間が短くなってしまう理由の一つに「尾瀬のフモトに宿泊してない」という酷い実態が有ります。
草津温泉、湯沢町、等々、ちょっとした旅行気分を味わうほど遠い場所から朝出発してきます。
尾瀬の滞在時間よりも、バスに乗ってる時間の方が長いです。
「旅行期間に、沢山の場所を詰め込んだ方が参加者が増えるから」ということらしいです。
尾瀬を楽しむのなら、尾瀬の滞在時間が長い行程・プランの旅行の方が良いに決まっています。
プランを立てる担当者の方、そしてそのプランを選ぶ参加者の方・・・どうか良くお考えください。
「尾瀬を楽しむ」という目標が有るのならば。
2015年5月30日。