尾瀬プライベートガイド

個人ガイド貸し切りの尾瀬/ハッピーアウトドア

2012年9月後半の尾瀬

2012年 9月後半。

気候もよく、咲いている花も多い時期です。

ガイドとして来る日数は6月の方が多いのですが、動植物など被写体の多さと木道が空いていて落ち着いて写真を撮ることが出来るために、9月は写真の枚数が多くなります。

天気が良いことが多いのも、写真枚数が増える理由の一つですね。

ということで写真枚数が多いので前後半に分かれています。

 

 

9月20日。

ツクバネソウ実

ツクバネソウ(ユリ科ツクバネソウ属)の実。

9月も後半になってすっかり実も熟しています。

きのこ

秋だけあって、キノコも多いです。

 

ナンブアザミと虫

ナンブアザミに沢山の羽虫。

ガガンボの仲間でしょうか。

秋が進んでくると、こういう光景が増えますね。

 

ルイヨウボタン実

ルイヨウボタン(メギ科ルイヨウボタン属)の実。

熟すと青黒くなるので、まだまだ熟してません。

 

サラシナショウマ

サラシナショウマ(キンポウゲ科サラシナショウマ属)。

山道でこの時期になっても花が残っているので助かります。

 

さんしょううお

トウホクサンショウウオの子供?というと語弊がありますね。

オタマジャクシから卒業したての小さな個体。

この日はデジカメの設定を失敗して小さな画質になってました。

 

くまのふん

ツキノワグマのフン。

お花と違って、必ず有るとは限らないものを写した時に限って画質を失敗しているという。

 

ズミ

尾瀬ヶ原の拠水林にてズミ(バラ科リンゴ属)の実。

豊作ですね。

 

尾瀬ヶ原9がつ

湿原でも秋の気配が漂っています。

 

イモリ

イモリ。

写真だとはっきり分かるのは一匹だけが、何匹も何匹も狭い範囲に集まっています。

これも秋口に見られる光景。

アオサギ

唐松の天辺にアオサギ。

 

キベリタテハ

キベリタテハ。

尾瀬ではよく見かけます。

図鑑などで調べると「林道や湿地に多い」とのことなので、尾瀬で見かけやすいのも頷けます。

8~9月に成虫になって(年一回)、成虫で越冬。

ということは最近大人になって今年冬を越すのを迎える固体ですね。

尾瀬の冬超え頑張って!

 

9月27日。

このコーナーは実際行った日よりもだいぶ後になってからまとめて作成しています。

尾瀬の熊

何故なんでもない藪の写真を撮ってあるんだろう?と不思議に思いながら拡大して確認すると・・・

ツキノワグマ

ツキノワグマが。

至仏

秋晴れと秋枯れの至仏山。

 

ツクバネソウ

しおれていますがツクバネソウのお花。

本来の花期は6月ですし、一週間前には見事に熟した写真を撮っていたのですが、季節はずれのお花を発見するとちょっとうれしいですね。

熊だな

ミズナラ(どんぐり)の木の上に熊棚。

くまふん

木道の上や脇に大量の熊糞(どんぐり色)。

熊の爪あと

熊が登った爪あと。

熊が折った枝

熊が折った枝。

 

浮島の秋

池塘と浮島。

少しずつ色が抜けています。

この時期になればもっと草もみじが進んでいることが多いのですが、今年はちょっと遅め?

暑い秋でした。

 

ミツガシワ

ミツガシワが咲くのは6月です。

一度冷え込んだ後に暑い日が続いたので、冬が終わって春が来たと思って咲いてしまうそうです。

竜宮

草紅葉の時期になると、泊り客が集中しやすい竜宮小屋。

岩魚

沼尻側のイワナ。

人が来ても隠れないのでマスだと勘違いしてる人も居ますが、尾瀬では釣りができないため、人から隠れる習慣が無いだけです。

 

くも

ちょっと可愛くて目立つ蜘蛛。

カモ

秋になると、池塘にカモがやってきます。

かも食事中

カモ、お食事中。

カモ毛づくろい

カモ、毛繕い中。

カモ目線

カモ、こっち見てる。

逃げずに人に近いところで行動するのでバードウォッチングには最適です。

 

鳥の仲間は雌雄で色が全く違うものが多く、メスまで含めた見分けが大変なのですが、

カモはまたオスの中でも生殖羽と非生殖羽で生え変わるのでさらにややこしくなってます。

カルガモ

水から上がってくれて、目立つ青い羽が見えたのでカルガモでしょうか。

私の場合、その程度の区別しかしてません。

リュウキンカ

リュウキンカ。

これも水芭蕉と一緒の時期に咲く花。

季節を間違えて咲いてしまった個体。

クロジ

凄く見分けづらいのですが・・・たぶんクロジ。

キジバトの羽

キジバト・・・の散乱した羽。

何者かに食べられてしまったのでしょう。

この秋は、こういう光景が木道沿いに結構ありました。

 

食べられて途中で放置された感じのヒミズ}(モグラの仲間)とか

ほとんど未消化のままウンチの形になって出てきたネズミの子供(数匹)とか。

植物の実消化の種がまぶされてるので、一度口に入ってから出てきたものだと分かります。

こういう大自然の営み系の写真も撮ったのですが・・・掲載はやめておきましょう。

 

9月28日。

アズマヒキガエル

アズマヒキガエル。

 

熊の食痕

熊がドングリを食べた木の下。

どんぐり食べかす

ドングリの実と葉が散乱。

草もみじ

冷え込んだせいか、前日に比べていきなり紅葉が進んだように見えます。

もう一つの理由は、天気が悪い日のほうが赤っぽく見えるというのがあります。

この辺はアブラガヤとヤマドリぜんまいの茶色が目立ちますね。

上田代

上田代。

 

木道で

少し日が差してくると、色が明るくなって草紅葉っぽくなりくなります。

カルガモ??

昨日見たのと同じカルガモでしょうか。

餌と一緒にクチバシで水をすくい上げてるのが分かります。

黄金色

ちょっと奥に進むと、キンコウカを中心とした草紅葉が進んでます。

にほんみつばち

ニホンミツバチ。

紅葉の進んだ尾瀬ヶ原は花の数も少なくなって、気温も下がり虫たちにはつらい季節ですね。

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