二日目、至仏山へ。
前日に尾瀬ヶ原をたっぷり横断した後、二日目はいよいよ至仏山ガイドです。
お世話になった山小屋、燧小屋を後にして出発。
雲の切れ間から、遠くが見えたり見えなかったり。
至仏山の東面登山道の入口が有る、研究見本園。
小雨なんですが、無視して合羽を着ないというわけにはいかない、微妙な雨です。
至仏の裾野だけが見えてます。
7月の終わりになると、ホソバヒナウスユキソウは殆どなくなってしまいまたが、ミネウスユキソウはけっこう咲いてました。
至仏で見ると嬉しい花、シブツアサツキ。
こちらは、豊作と言っていいくらい咲いてました。
ガスが途切れたり、覆ったり。
今日、横断してきた尾瀬ヶ原を時折眺めるだけでも疲れが癒されます。
雨の日の蛇紋岩は滑り易いので注意!
*雨じゃなくても滑り易いです。
見れると嬉しい花、カトウハコベ。
蛇紋岩に咲く花で、本州ではここと谷川岳、早池峰さんにしか有りません。
山頂はガスガスの中。
それでも達成感でいっぱいです。
オゼソウとチングルマ。
オゼソウが今年は沢山咲いてました。
こちらはカトウハコベよりも一段、希少な花です。
本州ではここと谷川岳のみ。
お気軽に高山植物が楽しめる至仏山です。
至仏山の蛇紋岩は非常に滑り易いと有名ですが、赤茶けた部分はザラザラしてて特別に滑り易くはありません。
手で擦って磨くことが出来る柔らかい石なので、人が手や足を繰り返して突いたとこらがピカピカのツルツルになっていて滑るのです。
「なんだ、たいして滑らないじゃない!」と油断しないようにしてください。滑るところとそうでないところの差が極端なんです。
松田ガイドのひとこと。