10月前半の尾瀬(2011)。
秋も深まり、冬の足音が聞こえる。
それが10月の尾瀬。
初雪や初霜にさらされながら、晩秋を飾る景色は見事です。
今年は紅葉が少し薄かったような気がします。
台風の影響や、日照時間などの影響でしょうか。
10月4日。
さわやかな秋晴れ。
ほぼ毎年綺麗に赤くなるトチノキの紅葉。
普通はトチノキは褐葉なので、結構珍しいと思います。
オオバタケシマランの実:ユリ科
ツタウルシの紅葉:ウルシ科ウルシ属。
至仏山の冠雪。
最初に南東から見た時は分かりませんでしたが、尾瀬ヶ原に入り北東面を見たら綺麗な冠雪。
竜宮へ向けて移動。
遥か先に見えている燧ケ岳。
アップで見てみるとこちらも冠雪。
我ながら結構いい写真が撮れたと思うんですが、写ってる人の背筋がちゃんと伸びてれば・・・
竜宮小屋。
オヤマリンドウ:リンドウ科リンドウ属。
この状態だとマムシグサとヒロハテンナンショウとの見分けがいっそう難しいんですが、マムシグサ方でしょうか。
沼尻川の拠水林にあるクロビイタヤ。
結構な希少種です。
10月5日。
前日にくらべ、かなりの低温。
東京辺りの12月くらいに寒い。
鳩待峠からの下り階段にあるツタウルシ。
条件がいい年には見事な紅葉を見せるんですが、今年はいまいちでした。
しかし天気がいい時の方が湿原の草紅葉は映える気がします。
見本園の景色。
サンリンソウ。早春の花ですが、小春日和にうっかり咲いてしまったようです。
イモリの子供、と言うにはもう成体になってしまっているんですが(子供はおたまじゃくしですし)、
思わず子供と言いたくなるくらい小さく可愛い状態。
エラが取れたてほやほやなのでしょうか。
10月7日。
寒気の影響で気温の低下と風。
かなりの寒さです。
ぱらつく雹。
森林部分の紅葉。
今年は少し紅葉が遅い感じです。
それと色も例年より少し薄いというかあまり鮮やかで無いような気がします。