鳩待峠からの往復。
ご夫婦にプライベートガイドの依頼をされて、鳩待峠から尾瀬ヶ原への日帰りコースをご案内。
戸倉から少し離れてはいますが、老神温泉に宿を取っているので朝の合流もスムーズで、早めに歩き出すことができます。
まずは尾瀬ヶ原に向けて、峠道を歩きます。
クロベとコメツガの夫婦の木。
ツクバネソウ。
ムラサキヤシオの花。
今年は咲き始めが早かったので、時期がずれてしまったのですが少し咲いてました。
イワナシ(ツツジ科)の花も終わり、実の形になろうとしてます。
コヨウラクツツジの花。
雪の重さで曲がった状態から復活したブナの木。
木道脇にミズバショウの花。
積雪が少なかった今年、雪解け水が少ない上に時期も早かったのでミズバショウのピークが終わってしまってます。
こうして、たまに綺麗なミズバショウが有ると喜んで撮影。
ヤシャビシャクの花。
サンリンソウの花。
ゴヨウイチゴの花。
花弁が少ししか開かないので、咲いてるのに気づかずに通り過ぎてしまいがち。
ルイヨウボタンの花(メギ科)。
色が緑なので、花と気づかれずに通り過ぎがちです。
巨大なミズナラと一緒に撮影。
クルマバツクバネソウの花。
ここまでは山道の花。
山の鼻に到着後、一度研究見本園へ。
ここは人も少なく、落ち着いて花を見ることが出来ます。
研究見本園のミズバショウポイント。
ミズバショウが少なく、ピークを過ぎてしまった今年でも、これだけ咲いてます。
至仏山から流れるこの小川のおかげで、綺麗に咲いてるミズバショウ。
オオバタチツボスミレ。
キジムシロの花。
リュウキンカの花。
上のキジムシロと似てますが別種です。
ミズバショウとリュウキンカが並ぶ道。
ミツガシワの花。
斑入りのミズバショウの葉。
ここまでが研究見本園の花。
山ノ鼻に戻り、お昼ごはんタイム。
山小屋の食堂でラーメン。
ミズバショウのワンカップをコップに使ってるのが良いですね。
ここから尾瀬ヶ原。
まずは、至仏山を背景に撮影。
リュウキンカとミズバショウの小川。
ワタスゲ。
上田代で木道の脇に池塘が多くなる地点。
逆さ燧の地点。
画像の真ん中にある丸いのが、浮島。
本当に浮いてて動いてる浮島は数が少ないので、見つけると嬉しいです。
牛首で休憩をして折り返し。
上ノ大堀川。
雨のおかげで水量が増えて綺麗です。
逆さ至仏が池塘に写ってます。
山ノ鼻にて、休憩。
北海道でないと売ってないチョコだったかな?お客さんからわけていただきました。
ここで最後の登りの前に体を休めます。
帰りの山道で見つけたオオサクラソウ。
綺麗な花なのですが、木道から離れた窪んだ所に咲くので非常に見づらく、他の草丈が邪魔で隠れてしまいます。
たまに、木道脇に咲いてる年があります。
適地ではないので定着せずにそのうちに消えてしまいます。
足元で見つけられると嬉しい花です。
尾瀬の案内にあまり出てこない「研究見本園」に今日も立ち寄っています。
ここに立ち寄る利点が幾つか有ります。
・人が少ないので、ゆっくり立ち止まって花や景色を見たり写真を撮ったりできる。
・木道が低く、近い位置で花を見ることが出来る。
・尾瀬で咲く花が集められている場所なので、短い歩行距離の間で多くの花を見ることが出来る。
ここに立ち寄る時間すら無いようなタイトなスケジュールならばともかく、余裕が有るのなら是非ここに立ち寄った方が良いと思います。
松田ガイドからの一言。
2024年6月4日。鳩待峠から尾瀬ヶ原へ。