尾瀬プライベートガイド

個人ガイド貸し切りの尾瀬/ハッピーアウトドア

山ノ鼻から至仏山、鳩待峠:2025/7/11

7月11日、山ノ鼻から至仏山、鳩待峠下山。

 

お客様とマンツーマンで4日間の尾瀬満喫の旅の4日目。ついに最終日です。

山ノ鼻から至仏山を登り、鳩待峠へ。

至仏山

時間に余裕もあるので、睡眠時間もしっかりとって出発。

お客さんが上り坂に自信が無いということで、登るかどうか最後まで悩んでいたのですが、お天気が悪くないことと(快晴だと暑すぎるけど、今日は曇り気味)、私が少し荷物を預かってサポートすることとで登ることになりました。

 

至仏山東面道

最初の樹林帯。すぐに終わります。

 

森林限界

森林限界まで上がって、見晴らしのいいところで振り返ると、尾瀬ヶ原が。

「登ってよかった」と思わず声が出ます。

 

尾瀬ヶ原

昨日、ぐるりと一種下尾瀬ヶ原を一望。

 

イワシモツケの花

イワシモツケ。

蛇紋岩帯に入ると、出てきます。

 

イワオトギリ?

オトギリソウの仲間。

イワオトギリかな。

 

ミネウスユキソウ

ミネウスユキソウの花。

 

蛇紋岩帯の階段。

急峻な階段。下に尾瀬ヶ原が見えます。

角度が急ですね。

こういう箇所のイメージが強かったらしく、登るのを最初迷っていたお客さんですが、こんな場所がずっと続くわけでも無いので、こういう場所に来たときは、ゆっくり少しずつ登れば大丈夫。

 

ハクサンチドリ

ハクサンチドリ。

 

ジョウシュウアズマギク

ジョウシュウアズマギク。蛇紋岩地帯の花です。

 

ホソバヒナウスユキソウ

ホソバヒナウスユキソウ。

これもまさに蛇紋岩の花です。

尾瀬でも至仏山に登らないと見れませんし、世界中でも谷川岳とここでしか見れません。

 

キタヨツバシオガマ

キタヨツバシオガマ。

 

ユキワリソウ

ユキワリソウの花。

 

ナナカマド

ナナカマドの花。

 

ネバリノギラン

ネバリノギランの花。

この登山道の下部には粘らないノギランも咲いてますが、ここまでくればネバリノギランのみです。

 

ヒメシャクナゲ

尾瀬ヶ原ではもう終わってたヒメシャクナゲの花ですが、標高をあげればこんなに綺麗に咲いてます。

 

 

 

オゼソウ

オゼソウ。

これも本州では谷川岳と至仏山でしか見れない希少な花です。

 

この辺りから、高山の花が連続して現れます。

ハクサンイチゲ

ハクサンイチゲ。

 

ジョウエツキバナノコノツメ

ジョウエツキバナノコマツメ。

ややこしい名前をしてますが、スミレの仲間です。

 

ムラサキタカネアオヤギソウ

ムラサキタカネアオヤギソウ。

 

 

イワオトギリ

イワオトギリ。。

 

上田代

イブキジャコウソウ。

 

タカネナデシコ

タカネナデシコ。

 

尾瀬ロッジ

これも見つけらえると嬉しい花、カトウハコベ。

 

タカネシオガマ

タカネシオガマ。

 

チングルマ

尾瀬ヶ原ではもう咲き終わっていたチングルマ。

 

 

上州アズマギク

中腹では散りかけていたジョウシュウアズマギクも、標高が上がったら咲きたてです。

 

深山キンポウゲ

ミヤマキンポウゲ。

 

高天原

これらの高山植物が咲いてたのが、高天原といわれる平らな場所とその前後の急斜面。

急斜面で一番きつい辺りなのですが、ガスに覆われてるおかげで涼しくて助かりました。

 

至仏山頂

山頂。

 

稜線

稜線は、時折ガスが薄くなって辺りが見えてきます。

 

イワツメクサ

イワツメクサ。

カトウハコベと見間違える人が多く、新人のガイドが「カトウハコベ、そんな探さなくても沢山あるじゃないですか」と言ってた笑い話もあったりします。

 

タカネバラ

タカネバラ。

 

ウラベニダイモンジソウ

ウラベニダイモンジソウ。

 

コケモモ

コケモモの花。

 

ベニサラサドウダン

ベニサラサドウダン。

 

小至仏

稜線歩き中、次の目標の小至仏が見えてきました。

 

雪田

ジョウシュウアズマギクの奥に雪田と登山道。

雪が多いと、あの雪田が登山道を覆ってるのですが今年は6月が暑かったので残りませんでした。

除雪をしてくれたボランティアもいたのかな。

 

雪田とオゼソウ

雪田とオゼソウ。

 

クモイイカリソウ

クモイイカリソウ。

 

ハクサンコザクラ

白山小桜。

 

尾瀬ヶ原ビュー

そろそろ尾瀬ヶ原の見通しが無くなってきそうな辺りで、ガスが晴れて最後に尾瀬ヶ原を拝むことが出来ました。

 

ワタスゲ

オヤマ沢田代のワタスゲ。

 

マイヅルソウ

樹林帯まで降りてきて、マイヅルソウ。

 

鳩待峠

まだまだたくさんの花の写真が有るのですが、掲載しきれないのでゴールの鳩待峠。

お客様とマンツーマン。何を見たいのか、どんな体験をしたいのかと相談しながらルートや宿を決めるというカスタムな尾瀬ガイドツアーでした。

花と写真が好きなお客様なので、余裕のある行程を組んで、たくさん花の写真を撮れました。

 

 

 


2025年7月11日。至仏山縦走。

前回の記事を読む:見晴から山ノ鼻へ:2025/7/10
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